■02/29■
竹熊健太郎さんのブログ、
たけくまメモで、
最近続けて専門出版社が倒れて
話題になった自費出版本についての
エントリがありました。
・「父親の野望」
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/kenntarou.html
> 「あー。自費出版。こういうのを専門でやってる版元もあるからな…」
> 「これによると、本屋さんにも並ぶと書いてある」
> 「あー無理無理。一応取り次ぎコードあるから書店に流すというんだろう?
> でもそれは、形だけそういうことにして、
> 実際にはろくに流さないで著者に買い取らせるんだよ。こ
> ういう版元って、百パーセント著者から金とるよ?
> それも無意味にハードカバーにしたり箱入りにして、何百万も…」
> 「金がかかるのか?」
> 「当たり前だよ。著者が全部金出すから自費出版なんだよ!
> 古書業界では、田舎の社長が出すような自費出版の回顧本は
>
“饅頭本”と呼ばれて嫌われるんだよ。
> 著者が自分の部下に買わせたり、
> 自分が死んでから遺族が葬式饅頭の代わりに配るような本だから、
饅頭本。
> 著者以外、たぶん奥さんですらろくに読んでないと思うよ。
> 古本屋も引き取らないから、ゴミに出されてそのまま消えていくんだよ」
まいどのこととですが、
竹熊親子の会話は秀逸です。
マンガ、小説好きな方ならば、
「同人誌でいいじゃん」と思われるでしょう。
数万円からできます。
ただ、一般の方は
同人誌の存在を知らないか、
知っていても眼中にないのでしょう。
「本屋で売っている、
立派なハードカバーの本がいい!
万が一(現実には兆が一)ヒットしたら、
印税がっぽがっぽ、映画化されてタレントになって……」
そんなに甘くないのは
みなさまも知ってのとおり。
ボクも町の印刷屋さんが企画した
「写真中心の自分史出版」てなものを手伝ったことが。
でも諦めるのは早いです。
現在には“blog”という強力なツールがあるのですから。
blogから書籍化されたもには
「腐女子彼女。」のようなヒット作もあります。
ボクもblog本の編集したことあります。
「謎の未確認動物UMA」
「ハケンガシゴト。」
……出版社が潰れたんで、
ギャラもらってないですけどね。